FTPとは(ロードバイクの専門用語説明)

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FTPとは何?

FTPとは、Functional Threshold Powerの略で、日本語に訳すと機能的作業パワーと言います。

このFTPは、約1時間の間、疲労せずに準定常状態で維持可能な最大パワー
パワーがFTPを超えると急速に疲労する。その一方でFTPのすぐ下であればかなり長時間持続することができる。

また、FTPを体重で割ったものをPWR(Power Wight Ratio)である。

このFTPやPWRはサイクリストの実力のようなものです。

FTPが分かるとどうなるの?

FTPが分かると自分のトレーニング内容が可視化することができます。

大まかにトレーニング強度はFTPのパーセンテージで表すことができます

           %FTP
ゾーン1 回復走 <55
ゾーン2 耐久走 56-75
ゾーン3 テンポ走 75-90
ゾーン4 LT 91-105
ゾーン5 VO2max 106-120
ゾーン6 無酸素運動容量 121-150
ゾーン7 神経筋パワー それ以上

これによって今どのくらいの強度でトレーニングを行っているのかわかります

また、乳酸閾値はゾーン2からゾーン3にパワーが変わったくらいから乳酸除去が追いつかなくなり、上昇を始める。
そして最大乳酸定常値(MLSS)はゾーン4の強度でここがおおむねFTPになる。

そのためゾーン3、4の練習は乳酸を出すのを少なくさせるための練習と言え、ゾーン5以上は乳酸を多く出して、それに耐える練習である。

あなたのFTPはどのくらいのレベル

おおむねのPWRは

ワールドクラス 6.4~5.78

国内トップ 5.87~5.24

優秀 5.42~4.62

上級 4.89~4.18

良い 4.27~3.55

まずまず 3.82~3.02

普通 3.29~2.49

一般人 2.66~2.13

となっています。ワールドクラスでも上から下は10%ほど差があります。

また、10%〜15%くらいPWRを上げると1つ上のランクで戦える様になります。

どうやったらFTPがわかるの?

FTPがわかるためにはまず、パワーメーターが必要になります。

自分のFTPを知るためにはいくつか方法があって、

・1時間全力走をする

・5分間の全力走を行い、少し休憩した後に20分間全力走を行い、0,95倍する

・ランプテストを行う。

・サイコンのFTPの自動検出モードを利用する

などが挙げられます。