[本の要約] トム・ケリー&デイヴィッド・ケリー著,クリエイティブマインドセット 第6章 みんなでクリエイティブになる

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今回はトム・ケリー&デイヴィッド・ケリー著,クリエイティブマインドセットについて書いていきます

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みんなでクリエイティブになる

私たちひとりひとりが持つ潜在的な創造力を解き放てば、世界に良い影響を与えるのはたしかだが、テーマによっては、集団の力が必要なこともある。大規模なイノベーションを、実現するには、チームワーク、つまりリーダーシップと草の根の活動のちょうどいいバランスが必要なのだ。組織や機関の中では、たった1人で変革を起こせることは滅多にない。チームで日常的にイノベーションを起こしたいなら、クリエイティブな文化を根付かせなければならない。

多くの実験や努力、立ち直る力が必要だった。クリエイティブ・コンフィデンスを持つ組織は、一夜にして作られるわけではない。カタリスト・プログラムのような成功した取り組みであっても、“キャズム”(深い溝)を越え、組織の主流な文化になるまでには、一連の段階を踏まなくてはならないのだ。

企業がクリエイティブ・コンフィデンスを獲得していく過程で5つの段階をたどると考えている。

第一段階は、「純粋な否定」だ。経営幹部や従業員が「われわれはクリエイティブではない」と口を揃えるのだ。これは従来型の企業にありがちな考え方だったが、今では変わりつつある。

第2段階は、「内心の拒絶」だ。この段階では経営幹部のひとりが新しいイノベーションの方法論を熱心に勧め、応援する。「内心の拒絶」の段階を乗り越えるには、現場の従業員がクリエイティブ・コンフィデンスの原則を自ら体験しなければならない。デザイン思考のサイクルを初めて体験し終えると、イノベーション手法を、自身の仕事に取り入れればどれだけ役に立つのか、わかってくることもある。クリエイティブ・コンフィデンスを高めるのにもっとも強力なのは、「指導つきの習熟」だ。日常的にイノベーションを行う方法を学ぶのにいちばん効果的なのは、練習と指導なのだ。

クリエイティブな組織を築くためには、カギを握る人物それぞれに、クリエイティブ・コンフィデンスを築いていく必要がある。

第3段階は「信頼」だ。権力や影響力を持つ立場の人物が消費者を第一に考えるデザイン思考の価値を認め、プロジェクトを実現するための資源やサポートを与える

第4段階は「自信の探求」だ。この段階では組織が本格的にイノベーションに取り組み、企業目標を実現するためにクリエイティブな資源を活かす最善の方法を模索する。

第5段階は、「総合的な認識と統合」だ。この段階では、イノベーションや継続的な改良が繰り返され、顧客体験を念頭に置いたデザインが会社のDNAに刻み込まれ、チームは目の前の課題にクリエイティブなツールを日常的に活かすようになる。一言で言えば、組織レベルのクリエイティブ・コンフィデンスだ。「リーダーシップ」と「文化」はクリエイティブ・コンフィデンスを持つ集団を築く上では欠かせないら密接に絡み合ったふたつの要素なのだ。

様々な人生経験や異なる見方をひとつに集めることで、創造性に張りが生まれ、より革新的で面白いアイデアが生まれることも多いのだ。

イノベーション・チームを育てるには

多種多様な経歴を持つ人々と働くのは貴重な機会だが、簡単とは限らない。創造力同士がぶつかることもあるからだ。しかし、対立する意見や見方を乗り越えてこそ、斬新なアイデアが生まれることもあるのだ。

メンバー同士が協力的で、正直で、共感的で、オープンで、互いに心を割って話せるチームを築くには

・お互いの強みを知る

チームをスーパーヒーロー集団ととらえてみよう。ひとりひとりがユニークな特殊能力や弱点を持っている。

・多様性を活かす。

異なる見方同士に生まれる緊張関係こそ、多様なチームを創造性の宝庫とする。

・プライベートをさらけ出す。

私生活を仕事と切り離すと、創造的思考に支障が出る

・「仕事上の関係」の「関係」の部分を重視する

5年後に振り返ったとき、もっとも大事だと思うものは、たいていは「チームメイトとの関係」という答えが返ってくる。全体像の中で物事をとらえるクセをつけよう

・チームの体験を事前に構築する

・楽しむ!

一緒に時間を過ごし、お互いをよく知ることを優先しよう。楽しみを共有すれば、コラボレーションの効率は増す。

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場所の持つ力

創造性の価値を心から信じているなら、創造性を会社の構造やあらゆるコミュニケーションに盛り込むべきだ。

イノベーション文化を強化する機会として、ひとつ見落とされているのは、物理的スペースだ。つまり、仕事の日に活動時間の大部分を過ごす職場関係に、イノベーション文化を組み込むという視点が抜け落ちているのだ。

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言葉が思考を作る

言語は思考の結晶だ。しかし、人々が選んで使う言葉は、その思考パターンを表すだけではない。言葉が思考パターンを形作るのだ。

考え方や行動を変えるには、まず言葉遣いを変えるのが有効なのだ。同じことは、イノベーションにも当てはまる。新しいアイデアに関する会話に影響を与えれば、より幅広い行動のパターンにも影響を及ぼせる。

思考は言葉に変わり、言葉は行動に変わる。したがって、言語の部分を正せば、行動に影響が出るのだ。

イノベーションを起こす増幅型リーダー

トップに立つリーダーたちの影響をもろに受ける。リーダーは文化を押し付けることはできないが、育むことならできる。創造性やイノベーションが生まれやすい状況を作ることもできる。

全てのリーダーは「消耗型リーダー」と「増幅型リーダー」のあいだのどこかに属する。消耗型リーダーとは、厳しい管理体制を敷き、チームの創造力を十分に活かしきれないリーダー。一方、増幅型リーダーとは、やりがいのある目標を定め、従業員に自分にもできると思っていなかったような劇的な成果を生み出せるリーダーのこと。

チームの影響力を増幅させるには

増幅型リーダーはチームや会社の成果を倍増させ、その過程で士気を向上させるという。

・有能な人材を惹き寄せる“磁石”(タレント・マグネット)になる

・やりがいのある挑戦や課題を見つけ、人々の思考を精一杯に働かせる。

・さまざまな意見を表明し、検討できるような活発な討論を奨励する

・成果に対する当事者意識をチームメンバーに持たせ、彼らの成功に投資する。

ぜひみなさんも、増幅型リーダーの戦略を使って、グループ内の人々に潜在的な創造力を発揮させよう。

・グレート・グループは、神から与えられた使命を担っていると思っている。単なる金銭的な成功の枠を超えて、世界をより良い場所なら変えられると心から信じている。

・現実主義というよりも楽観主義である。今まで誰もやったことのないことを実現できると信じている。

・必ず世に出る。

強くてクリエイティブなチームに属するというのは、仕事生活の中でも特にやりがいのある側面だ。そして、最高のチームの一員であるというワクワク感をいったん味わうと、誰もがもういちどそんなチームに属したいと願うものなのだ。

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みんなが秘めている創造力を活かす

創造力を秘めた人材であふれているこの世界では、名案を導き出すのはトップの人々だけだと決めつけるのは危険だ。

21世期のもっとも革新的な企業は、従来の指揮統制型の組織から、コラボレーションやチームワークを重視する参加型のアプローチへと、変わってきた。こういう会社は、社内の全頭脳を結集させ、どこからでも最良のアイデアや洞察を集める。第一線で業務を行う人々の声に積極的に耳を傾ける。アイデアが組織の上へと浸透していくよう、チーム・メンバー全員に対してイノベーション精神を植えつけるのだ。

私たちの知る非常にクリエイティブな企業はみな、会社のあらゆるレベルで創造力を促すような組織構造を築いているのだ。

組織のクリエイティブ・コンフィデンスを育むには、まずイノベーション文化を築くことだ。分野の枠を超えたチームの力を活かし、他者のアイデアを土台にするようみんなに促し、組織全員の能力を増幅させるリーダーになろう。 

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