〈その1%を削る〉[バートン・マルキール著 ウォール街のランダム・ウォーカーから学ぶ] 3.ウォール街に打ち勝つための3つのアプローチ

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今回はバートン・マルキール著 ウォール街のランダム・ウォーカーから学んでいきたいと思います

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株式投資のいくつかの基本ルールがある。これらのルールに従えば、致命的な失敗や余分な売買手数料を支払う愚が避けられると同時に、リスクを高めることなくリターンをもう一段上げるのに役立つ。これは、本当に地味な努力だが、毎年1〜2%のリターンの差でも、長い間積み重なると、天国と地獄ほどの差になる。

ウォール街の3つの歩き方

第一のアプローチは思考停止型の歩き方

第二のアプローチは手作り型の歩き方

第三のアプローチは専門家任せの歩き方

である

第一のアプローチをとる場合は、様々な資産クラスと同じ動きをするように設計された色々なタイプのインデックス・ファンドを買うだけ。簡単であることが大きな魅力

第二のアプローチはこれはと思う業種や国、地域を中心にめぼしい株を一つ一つ拾い集める歩き方。ハードワークだが、非常に面白い。

第三のアプローチは、投資アドバイザーによって、あなたのリスク許容度に応じて、幅広い分散投資のメリットを十分に享受できるような資産ミックスを選んでくれる。

問題は高い手数料で、またしばしば利益相反問題も発生する。

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思考停止型の歩き方

インデックス投資でプロを上回る成績

S&P500指数そのものに投資すれば、長期的にはほとんどの投資のプロを上回るパフォーマンスを上げることができる

インデックス・ファンド戦略の勧め

積極運用されるファンド平均よりも、一貫して高いリターンを上げてきた。その理由は、運用手数料と売買コストである。

インデックス・ファンドの運用手数料は、平均して運用金額の0.1以下である。これに対して積極運用される投資信託の年間手数料は1%近くにもなる。

加えてインデックスファンドは必要最低限しか組み入れ銘柄の売買を行わないのに対し、積極運用ファンドは売買回転率が高く、それに伴う売買コストは、運用成績上かなりの負担になる。

そのため、運用手数料と売買コストがかさむ分だけ、確実に市場平均を下回ることになる。

また、インデックス・ファンドは運用成績を予測しやすい。これに対して積極運用ファンドの場合には、自分の購入したファンドが他と比べてパフォーマンスがどうなるのかを予測することは非常に難しい。

機関投資家による運用は、「ゼロ・サム」ゲームである。個々のファンド・マネージャーは精力傾けて運用するのだが、誰かが売ったものを誰かが買っているわけで、マネージャーを全部合わせるとそれらは相殺されてしまい、売買コストと運用手数料の分だけパフォーマンスが悪くなる。そのため、機関投資家のファンド・マネージャーは、グループとしては市場平均に負ける仕組みになっている。

幅広い銘柄に分散投資するということは、市場平均に比べて異常な負け方をする可能性を排除してくれる一方で、異常な勝ち方をも排除することになる。毎年市場平均で回れることは、株式投資の戦略としては非常に良いことである。インデックス投資は個人投資家にとって他にもメリットがある。比較的少額の投資で、広範な分散投資が可能になるということである。また、支払う売買手数料も最低に抑えることができる。

インデックス・ファンドは、保有するすべての株式に対する配当を一元的に集金して、送ってきてくれる。その受取配当を再投資したければ、それに見合ったファンドを追加購入することもできる。要するに、インデックス・ファンドは何の苦労もなしに、最低のコストで市場平均リターンを手に入れるための賢明で便利な手段である。

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手作り型の歩き方

資産全体をインデックス・ファンドで運用するのは退屈なアプローチだ。

銘柄選択で成功するための4つのルール

・少なくとも5年間は、一株当たり利益が平均を上回る成長を期待できる銘柄のみを購入する

・企業のファンダメンタル価値が正当化できる以上の値段を払って株式を買ってはならない

株式のファンダメンタル価値を正確に予測することは決してできないと確信しているものの、株式が妥当な価格帯にあるかどうかは大体判定できる。その第一の基準は市場平均株価収益率である。株価収益率が市場平均と同じか、それをあまり上回っていない銘柄を買うべきである。

有望銘柄発見の鍵は、まだ市場が株価収益の面で大幅なプレミアムを織り込んでいない成長株を探すところにある。

・近い将来、「砂上楼閣」作りが始まる土台となるような、確固たる成長の見通しのある銘柄を購入する

株価形成においては心理的要素も非常に重要である。個人投資家にしても機関投資家にしても、予想株価収益率を正確に計算して、最大限の利益を出せるのではない。株式投資で成功するには、単に知性の面ばかりでなく、心理的な面でも研ぎ澄まされていなくてはならない

・なるべく売買の頻度を減らすべし

売り買いを頻繁に繰り返すのは、いたずらに証券会社を儲けさせ、値上がりした時には税金を取られるだけで何の得にもならない。

「儲けの出ている銘柄を決して売るな」というつもりはない。その株式を買った時とは状況が変わっているかもしれないし、優良成長株でも過大評価されてしまう可能性がある。しかし、売り時を的確に判断するのは大変難しく、まかり間違えばしっかり税金で持っていかれる可能性もある。

年に1回、年末には整理する。キャピタルロスは一定の限度額まで税控除にするか、キャピタルゲインと相殺することが認めているからである。したがって、損失を実現することによってネットの税金を減らすことができる。

色々とリスクはあっても、有望銘柄を自分で見つけるプロセスは、この上なく面白いゲームである。どうしても自分で有望銘柄を探したいという人には、ポートフォリオの中心部分はインデックス・ファンドで運用し、残りを個別銘柄にかけるという混合スタイルがいい。

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人に任せるタイプの歩き方

プロの投資マネージャーを選ぶ方法は、ウォール街を出し抜くたまのもっと楽な散策の方法である。

しかし、著者はこれはおすすめしてない。

それは、過去の運用成績が将来の予測にはほとんど役立たないため。一貫して市場の平均を上回る成績を上げるのは、もはや偶然でしかない。

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